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技術の深掘り・日常など幅広く紹介してます

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    Ubuntu 22.04(LTS)がリリースされたのでインストールしてみましたが、そのまま放置して数ヶ月が経っていました。 久しぶりに使用する場面が来たので、いつも通り apt update しようとしたところ、『Warning: apt-key is deprecated』というメッセージが表示されました。Debian 12 からは、apt パッケージの署名に利用している apt-key が非推奨・廃止になるとのことです。しかし、今のところ、apt-key に変わる、apt リポジトリの署名に使用する GPG 公開鍵の管理手法におけるベストプラクティス的なものが無かったので、とりあえず、GnuPG(gnupg + signed-by) で移行してみました。

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    クラウドネイティブ に注目が集まる昨今、コンテナオーケストレーションツールとして Kubernetes がデファクトスタンダードな基盤技術となっています。Kubernetes を用いることで 宣言的な設定(Declarative Configuration)に基づいたアプリケーションのデプロイ、管理、運用の自動化、スケーラビリティの確保等を実現することができます。Kubernetes によりサービス運用の効率化や高度な自動化を実現できますが、内部のアーキテクチャは非常に複雑なものになっており、コンピュータサイエンスの基本的な知識も必要になります。運用に際して、インフラエンジニアやクラスタの管理者は Kubernetes の内部コンポーネントの詳細や、その挙動を熟知しておくことが重要です。Kubernetes の有名な学習リソースの一つに Kubernetes The Hard Way というものがあります。これは、手作業で一からクラスタを構築して Kubernetes の内部構造への理解を深めるというコンテンツです。Kubernetes The Hard Way では、主に GCP の Compute Engine を用いますが、今回は RaspberryPi をベースにベアメタルでクラスタを構築してみました。いわゆる『おうち Kubernetes』というやつです。今回は、RaspberryPi で Kubernetes をセルフホスティングする方法について『準備編』『構築編』『エコシステム編』の 3 編にわたり紹介したいと思います。準備編では、機器類の準備、RaspberryPi の初期設定をします。また、Kubernetes の構築に必要となる各種 OSS の選定や、ネットワーク構成およびインフラ全体の設計について固めます。

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